2011年5月26日木曜日

ひまわり



私たちは自分たちのことをひまわりだと思っています。





ひまわりは太陽の光を浴びないと元気に育っていきません。





私たちはひまわりで、
私たちを育ててくれる日本のお父さん、お母さん、そして、いつもそばにいてくれる先生のことは、太陽だと思っています。
先生やお父さん、お母さんの大きな愛に包まれながら、ひまわりのように、私たちは大きく育っていきますね。



2011年5月18日水曜日

僕たちの日課

水浴びをする前に 僕たちは畑に水やりをします。
僕たちにとって木は大切なものです。
木が育つと僕たちの家は緑に囲まれます。
そして、僕たちで作った野菜を収穫し、みんなで食べるなんてとってもワクワクします。
僕たちが育てた花を見て「きれいだね」と言われたら、本当にうれしいです。
草花を育てることが僕たちの誇りです。





大好きなこと。

こんにちは。
僕たちはDream Trainで頑張っている男の子達です。
僕たち、大好きなことは絵を描くことです。
勉強しすぎて、大変な時は、絵を書いて気分転換をします。
本当に楽しいです。




できたよー!!



花嫁修業?

子ども達がDream Trainにやってきました。
今来ている服ともう一着しかみんな持っていません。
2着しかないのに、着てる服も、もう一つの服も全部穴だらけ。
ズボンは股間のところが10cmほど破れています。
でもそのまま着ています。
ミャンマーには貧困で必要なものを買うお金がない家庭があります。
そんな家庭の子どもは お姉ちゃんが犠牲になり、売られていくのです。
写真の子どもは破れた服を恥ずかしいそうに私の所に持ってきて、縫ってほしいと言ってきました。
子ども達が到着したら私の花嫁修業が始まります。
毎日、毎日裁縫です。
元気な子ども達は縫っても縫っても またどこかでひっかけて、破れて、持ってきます。
写真の子どもは日本から送られてきたキレイな服を着て大満足の顔をしていますね。




陽子 2011.3.11
里親を募集しています。http://www.japanheart.org/support/foster_care.html





先生、指貸して!!





今までお金がなくて途中で学校に通えなくなった子どももいます。
3年生まで通っていても、何年も勉強をしていなかった子どもは1年生や2年生のレベルまでしかわからないことがあります。
だから、行っていた学年と関係なく、先生たちがその子のレベルを判断し、見合った学年に戻って勉強を教えています。
そんな中、勉強している子どものそばで、見守っていると
「先生 指貸して。」言って来た男の子がいます。
8歳の男の子で普通なら3年生ですが、今は1年生からやりなおしています。
この子は、足し算を指を使ってやります。
だから、20以上の足し算は自分の指では足りないので、他の人の指が必要になっちゃいます。
30以上の足し算は他の人の手の指だけじゃなく、足の指まで借りちゃいます。
私の汚い足と 一生懸命にらめっこしているその姿
可愛くて可愛くて、仕方ありません。
この子の10年後はどうなっているのか?
どんな大人になるのか?
それは、私たちの技量で変わってきていきます。
神に誓って、一生懸命育てます!!
陽子 2011.2.13

里親を募集しています。詳しくは以下へ ↓↓
http://www.japanheart.org/support/foster_care.html

親を亡くした男の子






テッコーアウン君は両親をエイズで亡くし、おじいちゃんと二人暮らしでした。
テッコーアウン君の家は木材倉庫のとなりの物置です。
おじいちゃんが木材倉庫の警備にあたっているというで、1か月に1500円もらえます。
ミャンマーの平均月収は約7000円なのを考えると1500円で生活していくのはとても大変です。
おじいちゃんは72歳。ミャンマー人にしたら高齢です。
これくらいの年齢だと、自分の子どもたちに面倒をみてもらいながら生きていく世代にあたります。
しかし、頼りにしていた子どもはエイズを発症したため、孫を置いて、亡くなってしまいました。
おじいちゃんが死んだらテッコーアウン君はどうなってしまうのでしょう。
まだ小さい子どもなのに一人で生きていかなくてはならないのです。
テッコーアウン君はおじいちゃんと共にDream Trainに来ることになりましたが、ミャンマーにはまだまだ、このような家族がたくさんいます。
寂しい想いをしながら、生活をするために、物乞いをしたり、体を売ったりする子どもが出ないように頑張らないといけないなと思います。
陽子 2011.1.19

私も。。。

Dream Trainに来る子どもは全員HIV検査を行います。
Dream Trainに来ることが決まった子ども達を病院に集めて検査を行いました。
病院のイスで検査待ちをしていると、見たことのない9歳くらいの可愛い女の子が子ども達の隣ですわっていました。

体調が悪いので受診でもしにきたのかなと思ってみていました。

全員のHIV検査が終わり、帰ろうとしたところ、
「私も。。。
と声をかけて来たのです。
「私も」の意味が理解できなかったので、よくよく話を聞いてみると 
その女の子はジャパンハートの活動をどこかで聞いて、ここに来れば自分の連れて行ってもらえると聞いて、やってきたそうです。


家族の話や、収入の情報がわからないので、家を見て、家族と話をしてから、連れていくか決めるために、また改めて彼女の家に行くことにしました。





彼女の家までは足場が悪く、バイクも車も入れず、徒歩で行きました。 

父親は仕事がなく、木の実をとってそれをお米に変えて生活しています。
3食べれないことも多く、毎日お米を食べることができません。
そんな中学校に行かせることも出来ないので、女の子を町に住んでいる親戚に預け、学校に行かせてもらっていましたが、親戚も経済的問題で、女の子を学校に行かせることができなくなり、辞めるざるおえなくなりました。

その女の子を引き取ることにしました。

ここまでの道のりは足場も悪く、車では入ってこれない場所ですが、こんなところまで国外から来た人身売買のブローカーがやってきて子ども達を連れ去ってしまったようです。
この家族と同じように、経済的に困っている家庭が多い村でしたが、村人は私たちと会おうとしませんでした。

そんな話を聞いて心が重くなる一方です。
一人でも多くこんな子ども達がなくなればいいなと思います。

陽子 2011.1.3
ご支援して頂ける方を募集しております。
ご支援して頂ける方は以下のアドレスへ
http://www.japanheart.org/support/foster_care.html

ある家族の話

Dream Trainに来ている子どもの話。

引き取ってほしいと依頼のあった家族の話です。
連れて行ってほしいのは9歳の女の子です。
その子のお母さんはその子を産んだあと離婚し、再婚しています。
再婚後2人の子どもを産みました。
残念ながら再婚相手がHIVに感染しており、お母さんと弟二人がHIVに感染しています。

そんな中、お父さんは子どもを置いて出て行きました。
お父さんもいない中、お母さんはエイズを発症し動けない状態になりました。
学校に行っていた女の子は下の5歳と2歳の弟を自分が面倒と家事をするために学校を辞めました。
お母さんは少し体調が回復し、子どもの面倒を見ることができていますが、女の子を学校に行かせるほどの余裕がありません。
お母さんのは、
「自分が死んだあと、子ども達がどうやって生きていくのかが一番の心配です。」
と話します。
私たちは、女の子を引き取り、弟たちにはHIVの孤児を受け入れる施設を紹介しました。
HIVに感染し、自分が死んだ後、子ども達はどうやって生きていくのか心配だと話す家族は山ほどいます。
そんな親たちが安心して最期を迎えられるように、素敵な施設を造りたいと思います。
 
                    陽子 2010.12.21
ご支援して頂ける方を募集しています。
ご支援して頂ける方は以下のアドレスへ
http://www.japanheart.org/support/foster_care.html

読み書きが出来るようになりたい

今、Dream Trainに来ている子ども達について少し紹介したいと思います。
ream Trainに行きたいという女の子に会いました。
その子の家は父親は安定した仕事がなく生活に困っていました。
そのために、女の子は今まで学校に行った事がなく、寝て、起きて、ご飯を食べて繰り返し、13年経ちました。
右目が見えにくく、色の識別が出来ず、時々強い痛みを発するとのことでした。
女の子がどれくらいみえているのか診察するために私は、瞼に触れ、瞳の色や大きさなど診察していきました。

すると女の子は突然泣き出しました。
「家族と離れるのが嫌なんだね。行きたくないよね。」と話しかけると

女の子はこう言いました。
「眼が痛くて、どんなに辛くても、こうやって誰も私の眼をかまってくれる人はいなかった。だから嬉しいんです。」と。

ミャンマーでは日本のような医療制度がなく、病院にかかると治療費を100%自己負担しなければなりません。
生活に余裕のない家庭では、病気になっても未治療のまま、辛い想いをしながら生活していかなくてはいけません。

医療者が診察をしたことはこの子にとって、本当に嬉しいことだったのだと思います。
 
両親は
「目が悪いせいで、結婚も出来ず、仕事に就くこともできないかもしれない。
ream Train に行ったら、学校にも行けるし、職業訓練を行ったあと、就職できるかもしれない。」
と思い、ジャパンハートに子どもを預けたいと言っており、私達は女の子の受け入れを決定しました。
そして、ジャパンハートが医療活動をしている病院に連れて行き、手術を行いました。
その後、女の子の眼は問題なく見えるようになり、痛みもなくなりました。 

ream Trainに来て、一から勉強しなくてはいけませんが、読み書きが出来るようになりたいという彼女、頑張っていい人生が送れるようにサポートしていきたいと思います。

                                陽子 2010.12.10
ご支援して頂ける方を募集しています。
ご支援して頂ける方は以下のアドレスへ
http://www.japanheart.org/support/foster_care.html

性教育の大切さ 2

経済的に貧しく、子ども<を育てることが出来ないとので、Dream Trainに子どもを預けたがっている家庭があります。
そんな家族にはたいてい産まれたての赤ちゃんがいました。
ミャンマーの現状
生活できないのに、子どもがたくさん産まれてしまう。
そして、子どもを他人に預けてしまう。
信用した相手が人身売買のブローカー。
子どもは行方不明になって、どこで暮らしているのかわからない。
という負の連鎖がその地域では起こっています。
この負の連鎖を食い止めないといけない
私は強くそう思いました。


村の人に話を聞くと

どの時期に妊娠するかということをまず知らない。
・なので、計画的に子どもを作るっていう発想がない。
・避妊の方法を知らない。
・知っていても、避妊具も高いので避妊せずに性行為をしている。
とのことでした。


私は結婚している夫婦を集め、
「結婚している夫婦に計画的に妊娠をすることの大切さ」
を知ってもらうために性教育を実施しました。






肌色のエプロンに乳房と足を書き、
下腹部には子宮の中の絵が入るように透明のビニールをはりつけ、
月経と妊娠の関係を順を追って説明。

説明が終了したら、村長さんにお礼を言われ、多くの人に握手を求められました。
ミャンマーでは、学校で性教育を行わないので、みんな何も知らないまま大人になります。そして、何も知らないまま、子どもを作ります。

私ひとりが性教育をできたとしても、仕方ないのでミャンマー人スタッフにもレクチャーしました。
私たちが、各村で実施したことが少しずつ他の村にも知れ渡っていって、不幸な道を歩む子どもが出ないようにならば、本当にうれしいことですね。
                          陽子 2010.12.6