2011年5月18日水曜日

親を亡くした男の子






テッコーアウン君は両親をエイズで亡くし、おじいちゃんと二人暮らしでした。
テッコーアウン君の家は木材倉庫のとなりの物置です。
おじいちゃんが木材倉庫の警備にあたっているというで、1か月に1500円もらえます。
ミャンマーの平均月収は約7000円なのを考えると1500円で生活していくのはとても大変です。
おじいちゃんは72歳。ミャンマー人にしたら高齢です。
これくらいの年齢だと、自分の子どもたちに面倒をみてもらいながら生きていく世代にあたります。
しかし、頼りにしていた子どもはエイズを発症したため、孫を置いて、亡くなってしまいました。
おじいちゃんが死んだらテッコーアウン君はどうなってしまうのでしょう。
まだ小さい子どもなのに一人で生きていかなくてはならないのです。
テッコーアウン君はおじいちゃんと共にDream Trainに来ることになりましたが、ミャンマーにはまだまだ、このような家族がたくさんいます。
寂しい想いをしながら、生活をするために、物乞いをしたり、体を売ったりする子どもが出ないように頑張らないといけないなと思います。
陽子 2011.1.19

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