2011年5月18日水曜日

性教育の大切さ 2

経済的に貧しく、子ども<を育てることが出来ないとので、Dream Trainに子どもを預けたがっている家庭があります。
そんな家族にはたいてい産まれたての赤ちゃんがいました。
ミャンマーの現状
生活できないのに、子どもがたくさん産まれてしまう。
そして、子どもを他人に預けてしまう。
信用した相手が人身売買のブローカー。
子どもは行方不明になって、どこで暮らしているのかわからない。
という負の連鎖がその地域では起こっています。
この負の連鎖を食い止めないといけない
私は強くそう思いました。


村の人に話を聞くと

どの時期に妊娠するかということをまず知らない。
・なので、計画的に子どもを作るっていう発想がない。
・避妊の方法を知らない。
・知っていても、避妊具も高いので避妊せずに性行為をしている。
とのことでした。


私は結婚している夫婦を集め、
「結婚している夫婦に計画的に妊娠をすることの大切さ」
を知ってもらうために性教育を実施しました。






肌色のエプロンに乳房と足を書き、
下腹部には子宮の中の絵が入るように透明のビニールをはりつけ、
月経と妊娠の関係を順を追って説明。

説明が終了したら、村長さんにお礼を言われ、多くの人に握手を求められました。
ミャンマーでは、学校で性教育を行わないので、みんな何も知らないまま大人になります。そして、何も知らないまま、子どもを作ります。

私ひとりが性教育をできたとしても、仕方ないのでミャンマー人スタッフにもレクチャーしました。
私たちが、各村で実施したことが少しずつ他の村にも知れ渡っていって、不幸な道を歩む子どもが出ないようにならば、本当にうれしいことですね。
                          陽子 2010.12.6

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