2011年5月18日水曜日

8歳の女の子

ミャンマーにはエイズで親を失った子どもや、貧困で子どもを他人に預けてしまう家族がいます。そして海外からやってきたブローカーがそんな子ども達を育ててあげると言って家族や子どもを騙し、売春宿に売り払ってしまいます。
そんな子ども達を一人でも多く救うために、Dream Trainという施設を作り、子ども達が自立するまで育てていくことになりました。
そこで、どんな子ども達が来ているか少しずつ紹介していけたらいいなと思います。




今日は8歳の女の子がDream Trainに行きたいと言っていると相談がありました。写真はその家族です。その子は6人兄弟です。子どもが6人というのはミャンマーではそんなに多くないのですが、孫も2人おり、おばあちゃんの面倒もみなければいけません。そして、父親の収入はミャンマーの平均月収の半分くらいしかなく、経済的に子どもを育てることが出来ないというとした。

兄弟6人もいるのに、何故その子が行くことになったのかと疑問に思いました。
両親によると
「その子は聞き分けがよく、施設で共同生活が出来ると思うことと、勉強が好きだけど家にいても学校を続けさせることは出来ないと判断したんだ。」と話していました。
そして、8歳の女の子自身が
「私が行けば家族が楽になるのなら行きたい。」と話していました。
8歳で こんな言葉を言わないといけないなんて、本当に涙が出そうでした。
涙をグッとこらえならが、施設の説明をし、面接が終わりました。
ミャンマーは日本のように生活保護があるわけもなく、貧しくても誰も助けてはくれません。
騙されて売春宿に売られる子どももいれば、女の子は自ら家族を養うために、外国に行って体を売っています。
そして、HIVに感染し、短い人生を終えるのです。
この悪循環を止めるために、今私達は立ち上がろうとしています。

こんな子ども達の救うためにどうか力を貸してください。
                      陽子 2010.11.23

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